なぜ、塾を引退したわたしが講演会をやるのか?
わたしは現在、人材育成の企業研修やコンサルティングをしています。もともとは愛知県内で13年間学習塾の経営・講師をしておりました。そんな私が、ここにきて「なぜ、子どもたちに向けて講演会を始めたのか?」をお話しします。しかも、家庭に伺うという、手間のかかる『おうち講演会』というスタイルを取っているのか。それには理由が3つあります。
おうち講演会をやる理由1:「常に子どもたちの”いま”を肌で感じるため」
「わたしの話は、あと2年で腐る・・・」これは教育講演をした際に思ったことです。現場を離れて3年、13年間で1000名以上のお子さんと関わってきた経験があるため、まだリアルな教育の話ができています。しかし、あと2年もすれば、わたしの経験は一昔前の教育の話になります。血の通った、リアルな教育ではなく、過去の話をほじくり返すだけです。本を読んだり、情報を聞くだけでは、伝えきれません。常に自分自身で、教育の現場の”いま”、子どもたちの”いま”を肌で感じていたいのです。
おうち講演会をやる理由2:「世の中の”いま”と”これから”を伝えるため」
わたしは現在、学習塾の現場から離れ、大人の教育をしています。歯科医院、教育サービス業、建設業、清掃業、介護、飲食、マスコミ、アパレル、保険、公立小中学校など、学習塾で仕事をしているときには関わらなかった方と、お会いするようになりました。正直なところ、塾の現場だけにいた頃は、世の中で起こっていることを「想像だけで」、ネットで得た情報を「知ったかぶりで」、話をしていました。リアリティがありません。しかし、今は違います。実際にこの目で、この耳で、得た生の情報を伝えることができます。これは、子どもたちに伝えたい。そして、子どもたちが、自分のことを考えるきっかけになる、そう強く感じるようになりました。
おうち講演会をやる理由3:「人と社会を前向きにする学びの場をつくるため」
日本の教育を改革するのは、文科省だけ、学校の先生だけ、親だけ、ではありません。ましてや子ども本人の自己責任でもありません。全日本人です。そして、わたしもその1人です。目の前にいるお子さんに、本気で向き合うことができます。力になることができます。やれる余力と、能力があるなら、わたしは実行することを選びます。わたしのミッションは、「人と社会を前向きにする学びの場をつくること」です。わたしには、あなたのお子さんが、いま以上に前向きに学べるよう貢献する覚悟があります。