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おうち講演会7回目にして、ついに愛知県外へ
今回のお相手は、8歳のYくんとお母さんのお二人でした。これまで愛知県の中だけでしたが、ついに愛知県外へ。もう日本全国どこまでも行きますよー。
さて、陸上好きのYくんがあげたテーマが、「宇宙で一番最初にできたものは?」と「お金が足りない!」という両極端な質問とお悩み。『8歳の疑問やお困りごとを真剣に考えるのって面白いなぁ』と思いながら、おうち講演会スタート♪
さあ、ミニ四駆について語ろう
まずはテーマをどちらにするか、Yくんに決めてもらいました。あっさり「お金が足りない!」問題に決定!おうち講演会、7回目にして初のお金問題です。とはいえ、私はお金の専門家ではありません。ひとまず、何のお金が足りないのか話を聞いていくことにしました。
<ここから最後まで、話はお金とは、別の方向に進んでいくことに・・・>
それは、、、『ミニ四駆』です。お金が足りないというのは、「ミニ四駆の改造費用が足りない!」という切実な悩み。お金の専門家であれば、「そのお金をどう貯めるか?」「どう作るか?」などを考えたのかもしれません。
しかし「そうなんだー、ミニ四駆好きなんだね〜」ぐらいの会話で終わることはありませんでした。というのも、私自身が、小学生のときミニ四駆にどっぷりハマっていたから!!(笑)
私はタミヤ模型の本社のある静岡出身で、日々ミニ四駆の改造に注いでいた子どもでした。Yくんに寄り添うとか、傾聴するとかそういう次元ではありません。最近のミニ四駆事情を私が教えてもらう60分となりました。(もはや、おうち講演会ではない。。。)
ミニ四駆は素晴らしい
ミニ四駆について詳しくない方のために、前提をお伝えしておきます。本気でやろうとすると、まあまあお金のかかる遊びなんです。本体は1000円ぐらいですが、改造するには『部品パーツを追加購入』する必要があります。
これが、結構かさむんです。小学生のお小遣いだけでは、結構厳しいのが現実。私自身、お年玉や親から特別な予算をもらってやっていました。「そんなの贅沢だ!」という声も聞こえてきそうですが、ミニ四駆は学ぶことが多いです。モーターを分解して仕組みを理解したり、どうやったら速くなるかを研究して、試行錯誤する遊びです。
<あーーー、長くなりそうなので、話を戻します>
ともかく、ミニ四駆は素晴らしい!ということが、結論です。(もはや、教育者としてでの意見ではない。。。)
「ママにどうせ言っても・・・」という言葉
お母さんのアンケートにも書いてありましたが、Yくんがサラッといった一言がすべての答えでした。
「ママにどうせ言っても・・・」
これは、Yくんに限らず、どこの家庭でも起こりうる話です。
「どうせ言っても、わかってもらえない」
「どうせ言っても、買ってもらえない」
「どうせ言っても、ダメでしょ」
私の本業は、企業の人材育成の研修やコンサルです。その現場でも同じような声があります。
「どうせ言っても、会社は変わらない」
「どうせ言っても、上司は何もしてくれない」
「どうせ言っても、部下は動かない」
こういった『あきらめ感』が人の主体性を奪っていくのです。
好きなことを話すと、人はイキイキする
まず、自分のこどもの好きなことに耳を傾けましょう。子供の好きを共有してください。親が好きなことも、子供に教えてあげましょう。
私は確信しています。これだけで、人の主体性は変わるのです。
最後に、保護者様より感想をいただきました
Q1.どんなことを期待してお申し込みいただきましたか?
息子の疑問にちゃんと答えてもらえる、興味が広がったらいいなと思い申し込みました。プチ反抗期が始まり出した最近、話していても伝え切らずにやめてしまったり、親も説教のようになってしまったりちゃんと話せない感じがあったからです。
Q2.実際に講演会を開催して、いかがでしたか?
想像していた以上でした!こんなにもミニ四駆に興味を持っていたなんて思いもよりませんでしたし、大会に出たかったなんて初耳でした。途中息子が言っていた「ママにどうせ言っても」の言葉に大反省です。子供の好きを共有して一緒に楽しむだけで、こんなにイキイキするなんて。
「どうしたらミニ四駆がもっとできるか?」「どうしたら早くなるか?」ますます熱が入って本を読んで新しい改造をしたり、他の壊れたラジコンを分解してみたり、好きなことを深めたり広げたりしてます。またミニ四駆するために、早く宿題を終わらそうなど自分で考えて行動しててびっくりです。