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おうち講演会5回目は『家庭内政治』に発展!?
今回のお相手は、13歳のAくんと11歳のRくん、お母さんの3名でした。話のテーマは11歳のRくんの「ゲームをやりすぎて禁止令が出たのを解除したい!」という切実な(?)悩みからスタート。
子どもと大人は同じルールにすべきなのか?
話を聞いてみると、実際はゲーム機で「Youtubeみすぎ」ということでした。以前あった、「スマホやりすぎ問題」同様、ご家庭でよくあるテーマですよね。「親子でルールをつくる話になるのかなー?」と思っていたら、話は思わぬ方向に。
というのも、子どもたちの不満は別にあったからです。それは、、、
「自分たちは時間制限あるのに、親は自由なのが不公平だ!」
という不満。言い換えると、、、
「子どもと大人は同じルールにすべきなのか?」というテーマです。子どもが1時間なら、親も同じ1時間にすべきというのが子どもたちの主張でした。
「誰のお金で買ったと思ってるの?」とは言わない
60分の時間の中で、「お母さん、すごいな〜」と思ったことがあります。それは、、、『ギャフンと言わせなかった』ことです。
感情に身を任せれば、「誰の金で買ったと思ってるの?」「大人は仕事してるからいいの!」「子どもは勉強が仕事なの!」「働くようになってから自由にすればいい!」と言い負かすことは簡単です。ひどくなれば、「そんなこと言うなら、もう何も買わないから!」と脅迫することだって可能でした。
しかし、これをやってしまうと『子どもは考えることを放棄』してしまいます。
揚げ足をとったり、自分にはアマい意見だったりするのは、当たり前です。私たちも子どもの頃はそうでしたよね。『ギャフンと言わせない』親の姿勢は、子どもを成長させるのです。
口論せず、ギャフンと言わさず、対話をしよう
途中、自分の主張を通すことだけが目的になっていました。そこでお伝えしたのは、『対話』についてです。わたしの考える対話とは、、、
【本音で話し、聴き合い、信頼関係を築くこと】
です。
遠慮をせず、本音で話す。でも配慮はする。相手の意見を1回受け止める、聴き合う姿勢をつくる。それができれば、意見が対立しても、信頼関係は築ける。これを意識すると、口論は、対話に変わります。
AくんとRくんも、それが後半わかってきたかな?おうち講演会は、正解を出すことが目的ではないため、今回はここで終了。続きは、わたしが帰った後にやっているそうです^^
最後に、保護者様より感想をいただきました
Q1.どんなことを期待してお申し込みいただきましたか?
私の知らない子供の一面を知れる機会になるんじゃないかと期待していました。
Q2.実際に講演会を開催して、いかがでしたか?
子どもたちと話し合ういい機会になりました。自分では言葉にできないことや違う視点で問いかけていただくことで、前向きに話し合うことができました。子どもたちの気づきとなったことがわかって、とっても良かったです。
楽しかった。と、二人共が言っていました。いつもより、話しかけてくれました。直後なので、また家族会議をしてみようと思います。