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おうち講演会、3回目開催しました。
理想の講演は質疑応答だけ
今回は、お子さんは同席せず、お母さんとじっくり話をする会。講演会というより、相談会ですが、これもまたいいものです。わたしの理想の講演は、質疑応答だけ。それで、その場の空気がよくなり、その場にいる人の気持ちが前向きになるなら、すばらしいことです。
「子どもが学校に行っていません」
今回の相談テーマは、一般的に言えば、不登校。ただ、話していくと、学校に行く行かないの話がテーマではありません。結局は「生き方」や「何をどう学ぶか」ということになります。学校うんぬんという話にはならないんですよね。
これが、10年20年前だったら、「どうやって通えるようにするか」なんてことを話し合っていたと思います。時代の変化とともに、社会の中での選択肢も増え、わたし自身の考え方も変わったからでしょう。
「学校に行っていたけど、行っていなかった」
少しだけ、わたし自身の話をしましょう。小学生、中学生のころは「学校に行っていたけど、行っていなかった」という感覚を持っています。身体は学校に行っていたが、気持ちは別のところにいたかなと。
学校が好きかと言われれば、好きではありませんでした。友だちも少なかったですし、1人で過ごす時間を楽しんでいました。「学校に行く」という空気に身を任せていただけで、思い出も何もありません。まさに、身体だけ学校に行っていました。
「わたしは”たまたま”学校に行っていただけ」
「部活は自分には必要ないな」と中1の夏前に思ったので、できる限り行かないようにしていました。先生や親からは怒られましたが、「素人が集まってスポーツごっこしてどうする」と思っていたので、聞く耳を持ったふりだけした記憶があります。
「学校の通う意味」なんてことは1ミリも考えなかっただけで、もし当時の自分が考え出していただら、いわゆる不登校になっていたかもしれません。わたしはたまたま行っていただけです。
今思い出したのですが、高校のときは、「卒業式って出たから何なんだ」と思ったので、入場直前に抜けて、ラーメン屋に行ったような。。。
結論、何か言いたいことがあるわけではありませんが、ふと思ったので書いてみました。
最後に、お母様より感想をいただきました
Q.わたしと話をしてみて、いかがでしたか?
安心しました。
いろんな子供の事例を実際にみてらっしゃるので、その話を聞いて、自分の子が特別ヘンではなく、多様性の中に入ることがわかりました。しかも選択肢が増えているという現実も知り、進学できないわけでもないんだとわかりました。